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5月のバス釣りで釣れない原因と効果的な対策法

釣り
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5月のバス釣りは絶好のチャンスと思われがちですが、実は釣れない時間帯を知らずに挑んでしまうと、せっかくの釣行も空振りに終わってしまうことがあります。

特に日中の高水温や無風状態など、ちょっとした条件の違いが釣果に大きく影響するのが5月の特徴です。

この記事では、5月にバス釣りで結果を出すために必要な知識を、初心者でも実践できる形で丁寧に解説していきます。

朝マズメや夜、雨上がりなど時間帯別の狙い方から、シャロー攻略や産卵後のバスの動き、水温目安といった基本の考え方までしっかりカバー。トップウォーターが効く条件や、ベイトフィッシュの動きと回遊ルートの関係も深掘りしています。

さらに、野池・川・リザーバーといったフィールド別の戦略や、琵琶湖・霞ヶ浦・河口湖・相模湖・榛名湖・高滝湖・桧原湖・野尻湖など全国の人気エリアの特徴も紹介。

5月中旬から6月初旬にかけての状況変化に対応する方法や、釣れない時間を避けるためのポイントも解説します。

おすすめルアーやワーム、ハードルアーの使い分けについても、ただ紹介するだけでなく、フィールドや状況に合わせた選び方に触れているので、あなたの釣行にすぐ活かせる内容ばかりです。

少しでも効率よく、確実にバスに出会いたいなら、ぜひこの先も読み進めてみてください。きっとあなたの釣果アップに繋がるヒントが見つかるはずです。

この記事のポイント
  • 5月のバス釣りで釣れない時間帯とその理由
  • 朝マズメや雨上がりなど時間帯ごとの効果的な攻め方
  • 野池・川・リザーバーなどフィールド別の攻略法
  • 季節や水温変化に応じたルアー選びと釣り方のコツ

5月のバス釣りで釣果を伸ばすコツとは

  • 5月のバス釣りで釣れない時間帯とは
  • 朝マズメや夜など時間帯別の狙い方
  • シャロー攻略のコツと注意点
  • トップウォーターが5月に効く条件とは
  • バス釣りにおすすめルアーと選び方

5月のバス釣りで釣れない時間帯とは

5月はバス釣りに適した季節ですが、実は全く釣れない時間帯もあります。この時間帯を知らずに通っていると、何度釣行しても成果が出ずに悩むことになります。

そこで、釣果を上げるためには「釣れにくい時間帯」を避けて効率よく釣りを行うことが重要です。

日中の高水温時間帯は要注意

特に晴れた日の昼12時~15時ごろは、水面近くや浅場の水温が急上昇し、バスの活性が一時的に落ちやすくなります。

バスは体力消耗を避けるため深場に移動し、ルアーへの反応も極端に鈍くなる傾向があります。さらに風がなければ水温がさらに高くなり、水中の酸素量が減ることでバスにとっては不利な環境になります。

釣れにくくなる3つの要因

なぜこの時間帯に釣れないのか、理由を整理してみましょう。

釣れにくい時間帯の主な要因
  • 水温が高まりすぎることでバスが深場に退避する
  • 水中の酸素が不足し、活性が低下する
  • 強い日差しによりバスが警戒心を高める

こうした環境要因でバスの行動範囲が限定され、ルアーへのリアクションも著しく減ることになります。

その時間を避けるだけでも釣果に差が出る

この時間帯を意識して回避するだけで、成果は大きく変わります。

それでも釣行の都合で昼の時間帯に釣らざるを得ない場合は、日陰のシェード、風通しの良い流れ込み、深場の崖際や障害物の陰など、水温が比較的安定したエリアを狙うことがおすすめです。

こうするだけでも、反応するバスは一定数残っており、釣果につなげやすくなります。

朝マズメや夜など時間帯別の狙い方

時間帯によってバスの行動パターンは大きく変わります。特に5月は気温や水温の変動が激しく、どの時間帯に釣るかによって釣果が大きく異なります。

ここでは、朝・昼・夕・夜それぞれに適した狙い方を分かりやすく解説していきます。

朝マズメは最もチャンスが多い時間帯

朝マズメとは、日の出前後1~2時間程度です。

この時間帯は水温が夜からの残温で程よく、ベイトフィッシュ(エサとなる小魚や虫)が活発になるため、バスもフィーディングモードに入ります。シャローエリアでは、トップウォーター系ルアー(ペンシルベイト・ポッパーなど)が特に有効です。

ベイトの気配や水面の波紋を見逃さず、テンポよく探ることでヒット率が高まります。

昼はシェードやカバーを丁寧に狙うが効果的

昼12時~15時の時間帯はバスが深場やシェードに隠れるため、ポイントとルアー選びが重要になります。

例えば、オーバーハング(岸沿いの木の下)、岸際の岩影、人工物の影などを丁寧に攻める必要があります。ダウンショットリグやネコリグなどで、スローに誘いながら反応を見ていくスタイルが有効です。

このようなポイント選定とリグ選びで、釣果の確率を上げられます。

夕マズメ〜夜は逆転の可能性もある

夕マズメから夜にかけては、昼間に比べてバスの警戒心が徐々に和らぎ、反応が良くなる場合があります。特に人の少ない夕方以降は、一気にルアーに好反応を示すことも珍しくありません。

夜釣りに適したルアーの例
  • 音や波動でアピールするバイブレーションやスピナーベイト
  • 黒系ワームでシルエットを強調する
  • ブレード系ルアーで視覚以外にアピール

視覚に頼れない夜間では、音や振動が勝負を左右する大きな要素になります。

おすすめアイテム

このスピナーベイト6本セットは、音と振動でベイトの気配を演出しやすく、朝マズメや夜釣りのタイミングに特におすすめです。

濁りのある状況やベイトが少ないときにもアピール力が高く、広範囲を効率的に探ることが可能です。

しかもセットなので色違いやブレードの違いでローテーションしながら使えるので、初心者〜中級者にも扱いやすいアイテムです。

シャロー攻略のコツと注意点

5月のシャローエリアは多くのバスが集まる可能性が高いエリアですが、戦略なしで臨んでも思うような成果は得られません。

ここでは、シャローを効率よく攻めるためのポイントと注意点をしっかり整理しています。

シャローにバスが集中しやすい理由とは

5月は産卵後の「アフタースポーン期」とされ、多くのバスが浅場で回復のために餌を追い始める時期です。

特に朝夕の時間帯にベイトフィッシュがシャローに入りやすく、これがバスの積極的な捕食行動を誘発します。この時期のシャロー攻略は、本来効率的であるといわれています。

狙うべき「生命感のあるシャロー」の見極め方

ただの浅場ではなく、魚がいそうな要素が揃ったシャローを選ぶことが釣果に直結します。

狙うべきシャローの特徴
  • 水草や障害物が存在し、魚が潜みやすい
  • 実際に小魚や水面で虫が見られる
  • 適度に風が当たって水面に微妙な波動がある
  • 岸際に急な水深変化(ブレイク)がある

このような場所は、短時間でもバスと遭遇する確率が高くなります。

シャロー攻略時の注意点について

シャローは反面でアングラーの姿が見られやすく、バスに警戒されやすい場所でもあります。音や影でプレッシャーを与えないよう、慎重なアプローチが求められます。

たとえば、静かに歩く、カバーに影を落とさないようにする、ロッド操作を滑らかにする、ルアーのカラーをこまめに変えるなどの細かな配慮が結果を左右します。

トップウォーターが5月に効く条件とは

「トップで出るのって夏じゃないの?」と思う人も多いかもしれません。でも実は、5月もトップウォータールアーがよく効くシーズンなんです。

ただし、適当に投げれば出るというわけではありません。バスが水面を意識している“条件”を知ることが重要になります。

水温と天候がカギを握る

5月のトップウォーターは、朝夕の時間帯や曇天の日に効果を発揮しやすいといわれています。

これは、水面近くの水温が安定し、ベイトフィッシュの活動が活発になるためです。特に風が弱く、水面が穏やかな日には、バスが水面を意識しやすくなります。

晴天続きで気温が上がったタイミングも狙い目です。水温が15〜20度を超えてくると、バスが積極的にシャローに上がってくるため、水面系ルアーへの反応が一気に高まります。

シャローにベイトが見えるかが判断基準

トップウォーターで狙う際の大きなヒントが、ベイトの存在です。たとえば、シャローに小魚や虫が多く見られるときは、水面での捕食が活発になりやすいタイミングといえます。

トップウォーターが効くときの判断材料
  • ベイトフィッシュがシャローに集まっている
  • 水面に虫が飛んでいたり落ち葉が多い
  • バスが水面近くでライズしている
  • 曇りまたは微風で水面が静かな日

これらがそろっている場合は、トップ系ルアーを試す価値が十分あります。

どんなルアーを使えば良いのか

トップウォーターにも種類がありますが、5月におすすめなのはペンシルベイトやポッパーです。ペンシルは水面を左右に動かす「ドッグウォーク」アクションでバスを誘い、ポッパーは「音」と「水飛沫」でアピールします。

風が強い日や濁りの強いフィールドでは、チャガータイプやノイジー系ルアーを使って、波動やサウンドでバスに存在を気づかせる工夫も有効です。

なお、フックのサビやルアーの浮き姿勢など、トップは見た目も大事なので、コンディションチェックも忘れずに行いましょう。

おすすめアイテム

このトップウォータールアーは、静かな水面でもしっかりアピールできるプロップ付き。

朝夕や水面が穏やかな条件下で特に効果を発揮します。ペンシルやポッパーのアクションでライズや捕食音を出せるため、水面を意識しているバスへの反応が良好です。

水温15〜20℃くらいの状況で、トップルアー初心者でも使いやすく設計されています。

バス釣りにおすすめルアーと選び方

バス釣りには数えきれないほどのルアーがありますが、5月は季節の変わり目ということもあり、選び方によって釣果が大きく変わります。

「何を選べばいいかわからない…」という人のために、効果的なルアーの種類と、その選び方をわかりやすく整理してみました。

ルアー選びの基本は“状況判断”

どのルアーを選ぶかは、天気、水温、水質、バスの状態(産卵前・産卵後)などの要素によって変わります。

5月は水温が上昇し、バスの活性が高まってくるため、反応のよいハードルアーと、繊細なワーム系の両方を用意しておくのが理想です。

また、フィールドごとの特性も加味する必要があります。たとえば、リザーバーではスピナーベイトが活躍することが多く、野池ならノーシンカーのワームが有効になることもあります。

5月におすすめのルアータイプとは?

具体的にどのルアーが使いやすくて実績が高いのか、迷ったときは以下を参考にしてみてください。

ルアータイプ特徴使用シーン
スピナーベイト強い波動、広範囲を探れる曇り・濁り・雨天時
シャッド/クランク中層〜シャロー狙いに適した巻き物朝マズメ・ベイトが中層にいる時
ノーシンカー/ネコリグ自然な動き、スローな誘いが可能日中・バスが低活性なとき
トップウォーター水面直下を刺激、視覚的アピール強朝夕のシャロー/曇り・雨天

このように、使い分けができるとフィールド状況に応じて柔軟に対応できます。

迷ったら「波動・カラー・スピード」で判断

「どれも試してみたいけど、どれから投げればいいかわからない」という場合は、波動・カラー・スピードの3要素で整理して選ぶとわかりやすくなります。

  • 波動:濁りが強い日は強波動系ルアー(スピナーベイトなど)
  • カラー:クリアウォーターではナチュラル、濁りなら黒やチャート系
  • スピード:活性が高いときは速め、低いときはスローに誘う

このような視点でルアーをローテーションしていくことで、バスの反応を探る精度が格段に上がります。

バス釣りは5月にどこでどう攻める?

  • 野池・川・リザーバーの特徴と攻略法
  • 琵琶湖・霞ヶ浦など有名フィールド解説
  • 雨や雨上がりの活性変化と対策
  • 水温目安と産卵後のバスの動き
  • 回遊ルートとベイトフィッシュの関係性
  • 5月中旬から6月初旬の変化に対応する方法

野池・川・リザーバーの特徴と攻略法

フィールドの種類によって、バスの付き場や有効なアプローチがまったく異なります。特に5月は季節の移行期でもあるので、それぞれのフィールドに合わせた釣り方を意識することが釣果に直結します。

野池は変化が少ない分、観察がカギ

野池は小規模なフィールドが多く、岸から全体を把握しやすいという特徴があります。

一方で、水深や地形の変化が乏しいことも多く、バスが付きやすい場所が限られてしまいます。そのため、1つひとつのポイントを丁寧に探る「観察重視」の釣り方が求められます。

川は流れを読めば効率的に探れる

川の場合、水の流れがバスの行動に大きな影響を与えます。

5月は雪解けや雨の影響で増水・濁りが起きやすく、ポイントの見極めが重要です。流れの変化がある場所には酸素やベイトが集まりやすく、バスもその周辺に居つく傾向があります。

リザーバーは地形変化を見逃さない

リザーバー(貯水池)は、水深があり複雑な地形をしているため、バスの居場所が多岐に渡ります。

特に5月はアフタースポーンのバスがシャローからディープへ移動する途中にある中層〜ブレイクラインで釣果が出やすくなります。

各フィールドの攻略まとめ
  • 野池:目視での地形チェックと変化の把握が重要
  • 川 :流れの強弱・ヨレ・合流点が狙い目
  • リザーバー:岬・ワンド・ブレイクを中心に戦略的に探る

こうした特徴を理解しておくことで、初めて訪れるフィールドでも無駄なキャストを減らし、効率的にバスへアプローチできるようになります。

琵琶湖・霞ヶ浦など有名フィールド解説

「一度は行ってみたい」と憧れられる有名フィールドは、全国に数多くあります。ただし、規模が大きくなるほど場所の選定や攻め方が難しくなります。

ここでは、5月におすすめのメジャーフィールドを中心に、それぞれの特徴とポイントの狙い方を整理します。

琵琶湖はシャローの回遊バス狙いが鍵

琵琶湖(滋賀県)は、日本最大級の淡水湖で、5月になると南湖エリアを中心にシャローへバスが回遊してきます。

ウィード(藻)の成長が始まる時期でもあり、その縁に沿ってベイトとバスが集まりやすくなります。朝夕のトップウォーター、日中はスピナーベイトやクランクベイトなどの巻き物が活躍する場面が多くなります。

霞ヶ浦はカバー周りと濁り対策がポイント

霞ヶ浦(茨城県)は、関東圏では最も有名なバスフィールドのひとつです。

岸際には葦や杭、ブッシュなどのストラクチャーが豊富で、産卵後のバスが身を寄せやすい傾向にあります。濁りが出やすいフィールドでもあるため、カラー選択やルアーの波動などでアピール力を上げる必要があります。

有名フィールドの攻略ポイント
  • 琵琶湖:ウィードエリアの回遊ルートが狙い目
  • 霞ヶ浦:シャローのカバー+濁り対応ルアーがカギ
  • 榛名湖:クリアウォーターでサイトや表層が効果的
  • 河口湖:スモールベイト中心。クリア対応カラーを選ぶ
  • 相模湖:中層狙いが基本。シャッドやワームが強い
  • 高滝湖:流れ込みやワンドを中心にランガンする
  • 野尻湖・桧原湖:スモールマウス対応ルアーで丁寧に探る

これらのフィールドでは、それぞれの水質や地形を理解することが重要です。現地の釣果情報や水位データ、天候予報を事前に確認しておくと、より効率的な釣行が可能になります。

公式サイトや最新釣果情報の確認もおすすめです。

雨や雨上がりの活性変化と対策

「雨の日は釣れる」なんて聞いたことがあるかもしれません。でも実際には、雨の強さやタイミングによってバスの活性は大きく変わります。

ここでは、5月のバス釣りにおける雨・雨上がりの特徴と、どんな対策を取るべきかについて解説していきます。

雨がバスに与える影響とは?

まず知っておきたいのは、雨によって「酸素量」「水温」「水の濁り」などが変化しやすくなる点です。

特に小雨や降り始めのタイミングは、水面を叩く雨音や空の曇りによってバスの警戒心が薄れ、積極的にフィーディング(捕食行動)を取るようになります。曇天の影響でバスがカバーから出てくることもあるので、広範囲を探れる巻き物系ルアーが活躍する場面が多いです。

雨の種類によって釣り方を変える

すべての雨がバスの活性を上げるわけではありません。

激しい雨や長時間の降雨は、逆に水温を下げてバスを沈めてしまうことがあります。また、濁りが強くなりすぎると視界が悪くなり、ルアーへの反応も鈍る傾向があります。

状況特徴有効な釣り方・ルアー
小雨水面が静か、バスの警戒心が下がるトップウォーター、スピナーベイトなど
本降り水温が下がる、視界が悪くなる可能性ワームで中層〜ボトムをスローに攻める
雨上がり流れ込みが活性化、濁りあり波動の強いルアー(チャター・ブレード系)

このように、状況ごとにアプローチを柔軟に変えることが大切です。

雨上がりには「変化のある場所」を狙う

雨の直後はバスの位置や動きが読みにくくなりますが、「流れ込み」「水門」「排水口」など、水が動く場所は魚が集まりやすい傾向があります。

特に水質の良い水が入る場所は、ベイトも集まりやすく、バスもそれを追っている可能性が高くなります。

風が吹き始めるタイミングや、気圧が急上昇するタイミングもバスの行動に影響を与えるため、天候の変化をしっかり観察して、釣り方を調整していくことが重要です。

水温目安と産卵後のバスの動き

5月は水温が上がり始め、産卵(スポーニング)を終えたバスが回復に入る大事なタイミングです。

水温とバスの行動パターンには密接な関係があり、それを理解していないと「居そうなのに釣れない」という結果にもつながりかねません。

水温15〜20度がバスの活動の目安

バスは変温動物のため、水温によって活動のしやすさが変わります。一般的に、バスが活発に動き始めるのは15度前後からとされ、20度を超えるとシャローに入り、産卵を終えて再びベイトを追い始めます。

この時期の水温は日によって変動が大きく、前日との気温差にも敏感です。釣行前に水温データや天気予報をチェックしておくことが大切です。

産卵後のバスは「回復行動」に入る

産卵直後のバスは体力を消耗しており、すぐには活発に動きません。

多くの場合はストラクチャーのそばやシャローとディープの中間地点で静かに体力を戻しています。食い気が戻るまでは、スローに動くワーム系で誘うのが効果的です。

水温(℃)バスの行動状態攻め方のポイント
~10℃冬眠に近くほぼ動かないディープエリアをスローに探る
12~15℃活性が徐々に上がる/プリスポーン期スローなワーム、サイトフィッシング
15~20℃産卵開始・終了シャロー〜中層を中心に食わせの釣り
20℃~産卵後の回復/再び捕食を開始巻き物やトップでテンポよく探る

このような傾向を踏まえて、早すぎる巻き取りや派手なアクションは控え、慎重なアプローチを意識しましょう。

タイミングを見て回遊ルートに戻る

体力を回復したバスは再びベイトフィッシュを追い始め、回遊ルートに戻ります。特に朝マズメなどは再びシャローに上がってくることもあり、巻き物系ルアーへの反応が一気に良くなる場合もあります。

季節の進行と水温の上昇を観察しながら、「いつ、どこに、どんな状態のバスがいるか」を見極めることが、5月の釣りでは重要なポイントです。

回遊ルートとベイトフィッシュの関係性

バスを狙ううえで「どこにバスがいるのか」を考えることは、とても重要なポイントです。

特に5月のように季節の変わり目は、バスの回遊ルートが大きく変化しやすく、ベイトフィッシュの動きとセットで考える必要があります。

ここでは、回遊ルートの基礎とベイトとの関係性について解説します。

バスは常に“変化”を追っている

バスは回遊魚ではありませんが、水温・酸素量・ベイトの動きといった環境変化に対して敏感に反応します。

たとえば、朝はシャローエリアでフィーディングしていたバスが、日中の気温上昇とともにブレイクライン(急な水深変化)に移動することはよくある話です。

つまり、バスの動きは1日の中でも変化しており、「回遊ルート」を想定した釣り方が必要になります。

ベイトフィッシュの存在がルートに影響する

バスが移動するルートを予測するうえで最も参考になるのが、ベイトフィッシュの動きです。

ベイトとは、イナッコやワカサギ、モロコ、小エビ、昆虫類などの“バスが食べる小型の生き物”のことを指します。これらがどこにいるかを知ることが、バスの居場所を突き止める大きなヒントになります。

回遊ルートで重視すべきポイント
  • ベイトが溜まる岬やワンドの入口
  • シャローとディープをつなぐ中間のブレイクゾーン
  • 流れ込みや水門など、水が動く場所

上記のような場所は、バスが一時的に止まったり、待ち伏せしたりする「ステージングエリア」になりやすく、特に5月のような変化の激しい時期には頻繁にチェックする価値があります。

ルートを“想定”した攻め方が鍵になる

その日その時に「どこにベイトがいるのか」を把握できれば、バスの位置もある程度絞り込めます。

例えば、朝のうちはシャローでトップウォーター系を使い、ベイトの姿が見えなくなったらミドルレンジでスピナーベイトやシャッドに切り替えるなど、時間帯と水深をセットで考えることが効果的です。

また、ベイトのサイズに合わせたルアー選びも大切です。ベイトが小さければ小型のミノーやピンテールワーム、大きめならクランクベイトやスイムベイトなどを選ぶと、バスの反応が変わることがあります。

5月中旬から6月初旬の変化に対応する方法

「5月に釣れてたポイントなのに、急に反応がなくなった…」という経験、意外と多いはずです。

これは季節の移行による変化が大きく関係しています。特に5月中旬から6月初旬は、産卵後の回復期から初夏のフィーディング期へとバスの行動がシフトしやすく、戦略の切り替えが求められます。

産卵後の回復期を意識する時期

5月中旬はアフタースポーンのピークとも言われており、バスはまだ体力を回復している最中です。この時期のバスはあまり移動をせず、シャローとディープの中間でじっとしていることが多いです。

ここで重要なのが、「無理に追わせない」こと。小さなシルエットのワームを使い、丁寧にボトム付近を探るスローな釣りが有効になります。

水温とベイト次第で行動が変わる

5月下旬から6月初旬にかけては、水温が一気に上昇し始める時期です。

これに伴いベイトフィッシュも表層に移動し、バスも再びシャローを意識しはじめます。つまり、アプローチのスピードやルアーの種類を季節の進行に合わせて変えていく必要があります。

季節変化に合わせた対応まとめ
  • 5月中旬:ネコリグやジグヘッドワッキーなど、食わせ重視のリグ
  • 5月下旬:スピナーベイトやシャッドで巻きの釣りにシフト
  • 6月初旬:トップウォーターやクランクで広範囲を効率よく探る

このように、季節の進行具合とバスの状態を照らし合わせながら、戦略を柔軟に切り替えることが大切です。

雨や風などの“きっかけ”も活かす

気温や水温だけでなく、風・雨・気圧といった気象条件も、バスの行動に大きな影響を与えます。

たとえば、雨上がりに酸素量が増してバスの活性が急に上がることもあれば、曇りの日にシャローに入ってきた個体が釣りやすくなることもあります。

これらの「一時的な変化」に敏感になっておくと、他の釣り人より一歩リードできるはずです。

5月のバス釣りで釣果を伸ばすための総まとめとポイント

  • 朝マズメはベイトが動き出し、フィーディングバスのチャンスが増える
  • 昼の時間帯は高水温により活性が落ち、釣れにくくなる傾向
  • 夜釣りでは音や波動に反応するバスが狙いやすい
  • シャローはアフタースポーンの回復個体が多く集まりやすい
  • トップウォーターは曇天・無風時に特に効果を発揮
  • 野池では目視による変化の把握が釣果に直結しやすい
  • 川では流れ込みやヨレにバスとベイトが集中しやすい
  • リザーバーではブレイクラインやワンドの入口が狙い目
  • 雨は酸素量や濁りにより活性を左右する重要な要素
  • 雨上がりは流れ込みや排水口にベイトが集まりやすい
  • 水温15~20℃でバスの活性が上がりやすくなる
  • 産卵後のバスは回復のために動きが鈍く、スローな釣りが有効
  • 回遊ルートはシャロー〜ブレイク〜ディープを時間帯で変化する
  • ベイトフィッシュの位置がバスの居場所を決定づける
  • 5月中旬から6月初旬は釣り方を巻き・表層系に切り替えるタイミング

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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